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Posted by 滋賀咲くブログ at

糀室完成(糀室造作7)

クラニスム安藤氏に1週間ほどかけて造作して頂きました糀室、ついに完成致しました。



炭化コルクを石垣のように組み上げて、大胆かつ可愛い仕上げに。炭化コルクは断熱、防虫、方吸湿など機能性も抜群です。

入り口は杉板の羽目板で仕上げた手作り品。取手もこだわりの仕上げです。
羽目板をちょうど五枚並べて、良い具合の幅を確保して頂きました。



大きな扉ですが、開けると意外に軽いです。中は十分な明るさの室です。



裏も羽目板で、馴染んでます。気密は戸当たりとクッション材と自重で。





思ったより広く感じます。1坪ほどです。床はキッチンパネル仕上げ。梨地で滑りにくくなってます。



上の換気口。つまみで簡単に換気できるタイプ。1坪の広さなので、まずはこれ位で十分かなと。
換気口は取り外しできるようにして、管の中も掃除できるようにして頂きました。



家具並みの棚。小物を置くスペースを作って頂きました。あまりにかっこよすぎて、旅の思い出を飾ってしまいそうなくらいです。




中に人が入るとこんな感じです。


室前で記念撮影。



クラニスム安藤英寿さんの仕事。感動の連続でした。
仕事は安易に妥協することなく、問題や困難に簡単に屈せず、考え続けること。
幅広い技術と知見、そして愛ですよ、愛。

最高の糀室ができました。安藤さん、本当にありがとうございました!


  


2017年08月26日 Posted by ハッピー太郎 at 14:19Comments(0)糀屋

糀室造作6

さて、次は電気工事。
これは地元集落の関西住設さんにお願いしました。他の業者さんがご家庭の都合で来られなくなるトラブルあり、急遽お願いしたにも関わらず、快く引き受けて下さりました。本当に助かりました。なんと社長自ら配線、器具の取付。

 

スイッチは工房共通のJIMBOで統一を無理にお願いしました。ご対応に感謝です。
室内はパナソニックですが少し似たものに合わせて頂きました。これは社長が何も言わずに選んで頂きました。そういうお気遣い、嬉しいですね。
クラニスム安藤氏も凄く嬉しそうでした。
なんと安藤氏最終日に、取り付け間に合いました。気持ちが良いことです。
照明は昼光色でお願いしました。今までの酒蔵での麹室の照明は蛍光灯でした。そこでの仕事に習い糀のツラがわかる明るさをお願いしました。
安藤氏は当初の予定を変更して2つLEDの機密性の高い照明を用意して頂きました。



十分な明るさで、糀の生育具合を十分に確認しながら仕事出来そうです。

そして、安藤氏に急遽、糀室内の棚製作をお願いしました。
残った羽目板を使って、綺麗な箱を作って下さります。
板の合わせ方とか、「家具」です。ただのビス留めではありません、、、、。



これを取り付けます。



そして、羽目板の谷間の隙間などにコーキングを施して頂きました。



さあ、どんな仕上がりでしょうか!


  


2017年08月26日 Posted by ハッピー太郎 at 12:42Comments(0)糀屋

糀室造作5

外装が先に仕上がりましたが、糀室の内装はさらに大切です。
県内産の杉板をはめていきます。杉羽目板の製材は、地元彦根の滋賀原木さんです。
この羽目板を安藤氏はすごく評価していました。壁材としては15ミリと分厚い。そして丁寧な仕上げだそうです。



途中、換気口も取り付けていきます。
この付け方もかなり悩みました。デザインと機能性との狭間で、、、、。
今回、室の形が長方体ではなく、奥の方が高さが低く手前が高い台形ですので、その傾斜を利用した空気循環を考えました。
あとは糀の量と空間の大きさとのバランスですね。もし湿度が上がりすぎるようですと、強制的な除湿も考えなければなりませんが。



外の吸排気口も、ステンレスです。安藤氏はそれを外装に合わせつや消しの黒で塗装。
こういうところが細やかな気配りなのです。
安藤氏の仕事は多岐にわたり、一つの肩書きでは表せない人ですね。



それを設置すると、こうなります。



室の形が長方体だけに、板を貼るのが難しいですが、丁寧に一枚ずつカットして、進めていかれます。




さて、内装羽目板の最後の一枚。



杉板は弱く割れやすいので、最後の一枚は面取りをして、角が当たらないようにきちっと納めるそうです。
目地をして頂き、だいたい内装が終わりました。
まだ色々残ってはいるものの、その日はお祝いに飲みにいきました。
南彦根駅の阿吽さん。日本酒、いっぱい飲みました。私は冷酒とお燗。安藤氏は冷酒を。
つまみも美味しかったです。オススメですね。なぜか萩の露のお蔵元とも再会いたしました。
創業の報告も出来て、良かったです。



帰ってきてから糀室の前でパチリ。ご機嫌です。  


2017年08月26日 Posted by ハッピー太郎 at 12:15Comments(0)糀屋

糀室造作4

前回の画像はこちらですね。



これは何でしょう???



そう、扉です。断熱材を入れて、杉板で作っていただきました。贅沢!!
取っ手も可愛くて、、、、



家具作りも仕事とされている、クラニスム安藤氏ならではのお仕事です。

さあ、糀室に扉が付きました!!






開いてみて、スイッチの場所、取っ手の場所、全て考え尽くされているのがわかりますね。愛があります。

BARが出来そうな、カッコいい空間になりました。酒が飲みたくなりますね。

  


2017年08月24日 Posted by ハッピー太郎 at 10:38Comments(0)糀屋

糀室造作3

さて、糀室造作の続きです。
前回は、



この画像で終わっていましたね。この黒い板は何????



わかりますか?
壁材として使うんですね!

これは、「炭化コルク」(ポルトガル産)というもので、クラニスム安藤氏が是非に、とオススメいただきました。
断熱、吸放湿、脱臭、ホルムアルヘヒドなどを吸収、防虫など優れた機能性を持ち、見た目にも可愛らしさと大胆さが共存しています。

それを半日かけて、丁寧に丁寧に貼ってくださりました。



もう、ため息の出るかっこよさです。一体ここは何をするところなのでしょう、、、、、、と思ってしまいます。
いや、糀を作るんですが 笑
安藤氏のセンスは本当に素晴らしい。石垣のように組んでいただき、始末のつけ方も本当に美しいです。
一番上の天井との繋がりは、中々苦労されたそうですね。天井がまっすぐではないので。

いや〜炭化コルクと白木の目地の対比がいいですね。




さて、



また安藤氏、作り始めました。これは、、、?



  


2017年08月23日 Posted by ハッピー太郎 at 11:39Comments(0)糀屋

糀室造作2

スムーズに進んでおります、糀室造作。



昨夜は大工さんのクラニスム安藤氏と二人で飲みにいきました。男前〜!

さて、糀室ですが、、、、、



大引を念入りに入れていただきました。たくさん糀を仕込んでも大丈夫なように。





断熱材(スタイロ)を入れて合板で蓋をします。





この上に貼る床材は、丈夫なのと掃除のしやすさを考えて、キッチンパネルの梨地を選択しました。



さて入口側の壁も作っていきます。



床下の換気口も可愛らしく。手作り感、オリジナル感がありますね。



扉の枠を杉板で。既製品は使わずに、こだわりの作品を。



断熱材を入れて、室らしく、存在感が出てきました!!



そして、クラニスム安藤氏、変わったものを取り出します。これは何に使うのでしょうか???



  


2017年08月21日 Posted by ハッピー太郎 at 12:11Comments(0)糀屋

糀室造作開始!

昨日より、ついに麹室が造作開始です。
施工してくださるのは、大阪の「クラニスム」さんです。



http://kuranism.com
本当に素敵なご縁で、この度、1週間の住み込みで、造作していただく事になりました。
東日本大震災後、福島から大阪に移住。その時小さかかったお子様、、、、。色々ご苦労されたのだと思います。
話していると、ふるさとへの想いが時々溢れ出てきて、、、。
そして、素晴らしいセンスのお仕事は、「もの」や「人」への愛情を、そこかしこに感じるのです。この人なら!!と思います。

さて、



始まりました。もともとお風呂があった場所です。タイルが可愛いですね。ここを、衛生的で気密性に優れた麹室にしていきます。

酒蔵や味噌加工場で働いていたハッピー太郎ならではの麹室。そこにクラニスムさんのセンスが加わります!!



狭い場所の中、庭で刻んでいただいています。天気が頼み!!



昨日はここまで。大小の隙間を丁寧に塞いだ後、グラスウールでの断熱を挟み込みました。  


2017年08月19日 Posted by ハッピー太郎 at 08:53Comments(0)糀屋