糀室完成(糀室造作7)
クラニスム安藤氏に1週間ほどかけて造作して頂きました糀室、ついに完成致しました。

炭化コルクを石垣のように組み上げて、大胆かつ可愛い仕上げに。炭化コルクは断熱、防虫、方吸湿など機能性も抜群です。
入り口は杉板の羽目板で仕上げた手作り品。取手もこだわりの仕上げです。
羽目板をちょうど五枚並べて、良い具合の幅を確保して頂きました。

大きな扉ですが、開けると意外に軽いです。中は十分な明るさの室です。

裏も羽目板で、馴染んでます。気密は戸当たりとクッション材と自重で。


思ったより広く感じます。1坪ほどです。床はキッチンパネル仕上げ。梨地で滑りにくくなってます。

上の換気口。つまみで簡単に換気できるタイプ。1坪の広さなので、まずはこれ位で十分かなと。
換気口は取り外しできるようにして、管の中も掃除できるようにして頂きました。

家具並みの棚。小物を置くスペースを作って頂きました。あまりにかっこよすぎて、旅の思い出を飾ってしまいそうなくらいです。


中に人が入るとこんな感じです。

室前で記念撮影。

クラニスム安藤英寿さんの仕事。感動の連続でした。
仕事は安易に妥協することなく、問題や困難に簡単に屈せず、考え続けること。
幅広い技術と知見、そして愛ですよ、愛。
最高の糀室ができました。安藤さん、本当にありがとうございました!
炭化コルクを石垣のように組み上げて、大胆かつ可愛い仕上げに。炭化コルクは断熱、防虫、方吸湿など機能性も抜群です。
入り口は杉板の羽目板で仕上げた手作り品。取手もこだわりの仕上げです。
羽目板をちょうど五枚並べて、良い具合の幅を確保して頂きました。
大きな扉ですが、開けると意外に軽いです。中は十分な明るさの室です。
裏も羽目板で、馴染んでます。気密は戸当たりとクッション材と自重で。
思ったより広く感じます。1坪ほどです。床はキッチンパネル仕上げ。梨地で滑りにくくなってます。
上の換気口。つまみで簡単に換気できるタイプ。1坪の広さなので、まずはこれ位で十分かなと。
換気口は取り外しできるようにして、管の中も掃除できるようにして頂きました。
家具並みの棚。小物を置くスペースを作って頂きました。あまりにかっこよすぎて、旅の思い出を飾ってしまいそうなくらいです。
中に人が入るとこんな感じです。
室前で記念撮影。
クラニスム安藤英寿さんの仕事。感動の連続でした。
仕事は安易に妥協することなく、問題や困難に簡単に屈せず、考え続けること。
幅広い技術と知見、そして愛ですよ、愛。
最高の糀室ができました。安藤さん、本当にありがとうございました!
2017年08月26日 Posted by ハッピー太郎 at 14:19 │Comments(0) │糀屋
糀室造作6
さて、次は電気工事。
これは地元集落の関西住設さんにお願いしました。他の業者さんがご家庭の都合で来られなくなるトラブルあり、急遽お願いしたにも関わらず、快く引き受けて下さりました。本当に助かりました。なんと社長自ら配線、器具の取付。

スイッチは工房共通のJIMBOで統一を無理にお願いしました。ご対応に感謝です。
室内はパナソニックですが少し似たものに合わせて頂きました。これは社長が何も言わずに選んで頂きました。そういうお気遣い、嬉しいですね。
クラニスム安藤氏も凄く嬉しそうでした。
なんと安藤氏最終日に、取り付け間に合いました。気持ちが良いことです。
照明は昼光色でお願いしました。今までの酒蔵での麹室の照明は蛍光灯でした。そこでの仕事に習い糀のツラがわかる明るさをお願いしました。
安藤氏は当初の予定を変更して2つLEDの機密性の高い照明を用意して頂きました。

十分な明るさで、糀の生育具合を十分に確認しながら仕事出来そうです。
そして、安藤氏に急遽、糀室内の棚製作をお願いしました。
残った羽目板を使って、綺麗な箱を作って下さります。
板の合わせ方とか、「家具」です。ただのビス留めではありません、、、、。

これを取り付けます。

そして、羽目板の谷間の隙間などにコーキングを施して頂きました。

さあ、どんな仕上がりでしょうか!
これは地元集落の関西住設さんにお願いしました。他の業者さんがご家庭の都合で来られなくなるトラブルあり、急遽お願いしたにも関わらず、快く引き受けて下さりました。本当に助かりました。なんと社長自ら配線、器具の取付。
スイッチは工房共通のJIMBOで統一を無理にお願いしました。ご対応に感謝です。
室内はパナソニックですが少し似たものに合わせて頂きました。これは社長が何も言わずに選んで頂きました。そういうお気遣い、嬉しいですね。
クラニスム安藤氏も凄く嬉しそうでした。
なんと安藤氏最終日に、取り付け間に合いました。気持ちが良いことです。
照明は昼光色でお願いしました。今までの酒蔵での麹室の照明は蛍光灯でした。そこでの仕事に習い糀のツラがわかる明るさをお願いしました。
安藤氏は当初の予定を変更して2つLEDの機密性の高い照明を用意して頂きました。
十分な明るさで、糀の生育具合を十分に確認しながら仕事出来そうです。
そして、安藤氏に急遽、糀室内の棚製作をお願いしました。
残った羽目板を使って、綺麗な箱を作って下さります。
板の合わせ方とか、「家具」です。ただのビス留めではありません、、、、。
これを取り付けます。
そして、羽目板の谷間の隙間などにコーキングを施して頂きました。
さあ、どんな仕上がりでしょうか!
2017年08月26日 Posted by ハッピー太郎 at 12:42 │Comments(0) │糀屋
糀室造作5
外装が先に仕上がりましたが、糀室の内装はさらに大切です。
県内産の杉板をはめていきます。杉羽目板の製材は、地元彦根の滋賀原木さんです。
この羽目板を安藤氏はすごく評価していました。壁材としては15ミリと分厚い。そして丁寧な仕上げだそうです。

途中、換気口も取り付けていきます。
この付け方もかなり悩みました。デザインと機能性との狭間で、、、、。
今回、室の形が長方体ではなく、奥の方が高さが低く手前が高い台形ですので、その傾斜を利用した空気循環を考えました。
あとは糀の量と空間の大きさとのバランスですね。もし湿度が上がりすぎるようですと、強制的な除湿も考えなければなりませんが。

外の吸排気口も、ステンレスです。安藤氏はそれを外装に合わせつや消しの黒で塗装。
こういうところが細やかな気配りなのです。
安藤氏の仕事は多岐にわたり、一つの肩書きでは表せない人ですね。

それを設置すると、こうなります。

室の形が長方体だけに、板を貼るのが難しいですが、丁寧に一枚ずつカットして、進めていかれます。

さて、内装羽目板の最後の一枚。

杉板は弱く割れやすいので、最後の一枚は面取りをして、角が当たらないようにきちっと納めるそうです。
目地をして頂き、だいたい内装が終わりました。
まだ色々残ってはいるものの、その日はお祝いに飲みにいきました。
南彦根駅の阿吽さん。日本酒、いっぱい飲みました。私は冷酒とお燗。安藤氏は冷酒を。
つまみも美味しかったです。オススメですね。なぜか萩の露のお蔵元とも再会いたしました。
創業の報告も出来て、良かったです。

帰ってきてから糀室の前でパチリ。ご機嫌です。
県内産の杉板をはめていきます。杉羽目板の製材は、地元彦根の滋賀原木さんです。
この羽目板を安藤氏はすごく評価していました。壁材としては15ミリと分厚い。そして丁寧な仕上げだそうです。
途中、換気口も取り付けていきます。
この付け方もかなり悩みました。デザインと機能性との狭間で、、、、。
今回、室の形が長方体ではなく、奥の方が高さが低く手前が高い台形ですので、その傾斜を利用した空気循環を考えました。
あとは糀の量と空間の大きさとのバランスですね。もし湿度が上がりすぎるようですと、強制的な除湿も考えなければなりませんが。
外の吸排気口も、ステンレスです。安藤氏はそれを外装に合わせつや消しの黒で塗装。
こういうところが細やかな気配りなのです。
安藤氏の仕事は多岐にわたり、一つの肩書きでは表せない人ですね。
それを設置すると、こうなります。
室の形が長方体だけに、板を貼るのが難しいですが、丁寧に一枚ずつカットして、進めていかれます。
さて、内装羽目板の最後の一枚。
杉板は弱く割れやすいので、最後の一枚は面取りをして、角が当たらないようにきちっと納めるそうです。
目地をして頂き、だいたい内装が終わりました。
まだ色々残ってはいるものの、その日はお祝いに飲みにいきました。
南彦根駅の阿吽さん。日本酒、いっぱい飲みました。私は冷酒とお燗。安藤氏は冷酒を。
つまみも美味しかったです。オススメですね。なぜか萩の露のお蔵元とも再会いたしました。
創業の報告も出来て、良かったです。
帰ってきてから糀室の前でパチリ。ご機嫌です。